2010年7月19日月曜日

利根川舟運と利根運河@千葉県立関宿城博物館

今日は午後から博物館の研究部員齋藤 仁さんの講演を聴きに出かけました。家康の利根川東遷事業から始まり明治、大正そして竣工以来120年になる利根運 河のこれからをおさらいしていただきました。小堀については1600年代後半からの利根舟運における特異な役割を述べられ船持のお話もされお隣の嘉兵衛さんや奥の重兵衛さん、古い資料をいただいた金兵衛さんが紹介されました。また木下で村越さんからお聞きした明治時代の銚子と江戸を結ぶ客船事業の話や同様に漱石が保田、銚子経由でこの近辺まで周遊した随筆の説明をお聞きしたのも思い出しました。
江戸から昭和に掛け穀倉地帯としてまた佐原 を始め利根川近郊が関東一帯と東北とのGate Wayで大繁栄していたことを実感できました。事実佐原には日銀か三菱の前進の支店もあり関東の富の中心だったので す。 ふと現在の東関東、千葉を考えるとどのような理由でそのような繁栄を継続できなまま次第に取り残されていったのかに興味がわきます。事実、鉄 道、道路のInfra構築が一回り遅らされたわけですがそれはなぜか? 政治的なLeaderを輩出できなかったことか、教育か、もともと民度が低い保守性か? 今の東葛地区に今の日本の縮図を見てるように思いました。