市内は比較的線量が高く最大は0.80マイクロSvが検出されていました。そんな中で今日は市主催で電研 放射線安全研究センター長をお呼びし 正しく知って正しく怖がろうの講演会です。400名の第一会場は満杯第二会場にも参加者が居られ市民の関心は相当なものです。60分の説明で基礎的な言葉の意味や測定値の意味するものを網羅的かつ体系的に学ぶことが出来よかったです。事実を把握する、除染する、それらをOpenに共有する の3つが柱とのこといいですね。 結論として市が公開している汚染度合いでは大きな危険はないと理路整然と説明されました、(さすが電研のスポンサーは電力会社です!)終わり30分は質問時間です。
まづは反原発推進者と思われる年配女性からの質問からです。何によってチュルノブイリでの事実を無視して安全との論理を組み立てたのか?と当方も感じた質問。それやこれや多様なLevelの質問がありどうしたことやらVideoにとらないでくれとマスクをしながら延々自説を述べるのまででてきました。さて最後の質問となったときに不思議なことがおき司会者が指示した方の5mほど左の別の老人にマイクが渡りました、何か作為が在ったのでしょうか?
まずは一刀両断に原発推進派の宣伝公演だと切り込みます。なぜなら事実を把握するのが重要と言いながら詳細な把握していない我孫子の数値を受け入れまだ大丈夫と言ったからです、拍手がわきました。さらに柏や野田の他の市で行っている線量調査や各種ガイドラインを引き合いに市の無策を追求します。今度も拍手が多数沸きました。本来は担当窓口の手賀沼課が受け答えしなくてはなりませんが先生に振ったまま、時間切れ終了の挨拶を手賀沼課がしてお開きとなりましたが参加者の不満はかえって大きくなりました。
本日確信したこと。 1 多くの市民が心配している。 2 市の対応はまったく遅れ事実を知らされていないと感じている。除染し低くなった場所を中心に今も定点観測しているが何の価値があるのだろうか? 計器が5個しか無いのでスポットを探せないのがいつもの言い訳ですが、5台で24時間、365日を5組でやれば多すぎるくらいです、5台とも遊んでます。一番目の柱の事実の把握を無視する隠蔽方針は良くない。 3 近隣の市では多様な対策しているが我孫子市は形だけで東葛Teamに入れてもらうのが戦略、まったく自主性も危機感も市長のLeadershipも感じられない。
終了は4時40分でしたから先生の退席後に第二部を仕掛け市民の心配を聞く会に継続すべきであったと感じました、星野市長も役人も困ったのろまです。しかし星野歯医者市長と選挙を戦った市会議員はどこに行ったのでしょう、まったく影もありません。Mailを出しても返事がないのもいるし中には公開していたMail Addressを閉じたのまでいます!?このことは良くRecordに残しておかなくてはなりません。
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さてここまで一気に書きましたが。
どうも市長(歯科医ですから電磁波やらの単位も取得し我々よりも知識がある)含め学者その他の中には我々と異なる認識をもった方が居る。(一方で極めて高い危機意識を持った博士も多数存在する。)拠り所は大学やらで学んだことやICRPの出典だとか論文だとかGuideだとかになるがところがこの低線量障害領域に確定された物はないとも言っている。例えばSvですら実際に検出した数値にいくつものFactorをぶつけ算出されたもので、それは今後の知見によって見直される余地があるに違いない。事実は 今でも依然真実は不明である こと。この環境下で安全Sideで考えるかRiskを無視するかの差は大きい、これが我々の危機意識や期待と市や一部の学者の見解が咬み合わない原因らしい。