2011年8月23日火曜日

我孫子市主催放射能汚染セミナー2回目

20日10時から中央学院大で我孫子市主催放射能汚染セミナーの2回目が有りました。前回と違い星野市長がOpeningで挨拶しましたが誰一人拍手をしません。気まずい雰囲気で液状化、放射能に市長の不規則発言の3重苦に今頃出てきたKY野郎と厳しい視線が注がれました。市長が一回目の説明会では客席に隠れていたと聞き恥ずかしくなったのを思い出しました。

市長は汚染実態の把握に測定器を持たせる、測定器を希望町内会に貸し出す、特定公共個所に限定し除染をする、情報の共有に勤めると説明しました。
しかし園児や生徒らに累積線量計を持たせるのが本当に実態の把握か?我孫子の園児やらは最前線の被爆センサーか?その前に市として測定Pointを拡大し全様把握の努力をするのが筋でしょう。既にM小学校では2とか3マイクロSv/Hの超Micro Spotが見つかったとの報告があります、そうなるとそこをたまたまよけていただけの薄めた平均積算数字でHot Spot探しを隠すつもりか?市が学習し前より狡猾になった隠蔽体質に不信感はさらに募りました。

放射能対策 3本柱

ECRRですらこき落とされるBlogを発見しました。あまりに膨大な情報で読み砕くにはしばらく時間がかかります。ECRRの発信している論文を事細かに検証しているようです。また2004年に今中哲二先生(京都大学 小出裕章氏と共に、いわゆる「熊取六人衆」として70年代から反原発運動にコミットし続け、今回の福島原発事故でも活発に活動し続けている、日本における反原発運動の旗手の一人です。)が同様の検証を行いECRRの論拠に脆弱性を指摘しています。P2-3, 14には分かりやすい納得できる物の見方を示されています。

そこでそのChartをお借りして拮抗する2つの見方を丸めると左の端にICRPの答申があり右の端にECRRがあり児玉先生のような実務家がどちらかと言うと右半分の中でご苦労され警告を発しておられる構造です。どの道正解はこの両端の間にある訳です。分からない中でRiskを最小にするのが市民の思いで、 汚染実態の詳細な把握、除染、情報の共有 が三本柱です。